2014年11月8日土曜日

Tour de France 中盤


意外に反響のあったツールドフランスの続きを書きます。
自転車に興味のない人もよろしければ、ぜひ〜!



第13ステージも第2・10に続いてニーバリがステージ優勝。
このステージで面白かったのが4位争い。

ピノにずっと引っ張ってもらってたバルベルデが、
ゴール前でピノを抜き去るという、紳士協定無視の行動
(しかもピノは地元フランス出身)に出る暴挙。

その時のアナウンスが軽妙で笑えたので、その様子を。




「マジですかバルベルデさん、それはない、それはない!」



第15ステージのゴール前はツールと言うよりロードバイク競技の
醍醐味が結集されているので、紹介したい。

風の抵抗を受けない様に協力しあったり、エネルギー供給を
助け合ったり、基本的には集団で協力し合い、力を蓄えながら
効率的に平均速度を上げて行くチーム力の中でエースを勝たせる。

以上が大抵のレース展開なのだが、レース序盤から先行(先攻?)
するというより、飛び出すライダーがいる。
彼らの目的は盤石になりつつある上位チームの順番をかき乱す様な
レース展開に持ち込むこと。
それと、スポンサーの名前をできるだけ長く画面に映して、
スポンサーさん来年もよろしくね的な大人の事情もある。
学校のマラソン大会にもいましたよね?そういう目立ちたがり屋。

兎に角、逃げに出る選手は集団でのアドバンテージを捨て、
チームやお金の為、後半に沈むことを覚悟で孤独な旅に出る。

レース前日、監督に
「明日は前半(もしくは中盤)から逃げてくれ」
と言われたら覚悟を決めるのだろう。
何だか特攻隊の突撃前みたいな話しだ。

この第15ステージはマルティン・エルミガーとジャック・バウワーの
2人がスタートから飛び出し、200kmを超える距離を2人で逃げ続け、
ラスト25mの勝負になったゴール前は見物。




「明日は逃げてくれ」からの彼らの気持ちと踏ん張りを考えると
泣ける。






さ、長々と書きましたが、今日はこの辺りにしておきます。
また、次回続きを書きますので、またお付き合い下さい、ぜひ〜!




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