2014年11月13日木曜日

Tour de France 後半


さて、ツールドフランスの後半をお届けです。



第17ステージもツールの面白さを教えてくれる。
通常、エースを個人総合優勝させる為にチームが一丸となり、
一年を掛け練習をし、レースで作戦を練って戦うのがツール。

なので、エースを失うという事は、この一年を掛けて
取り組んで来た目標を見失う事になる。

しかし、このステージを制したのはエース・コンタドールを
失ったチームTinkoffsaxoのマイカという選手。
「勝利をコンタドールに捧げたい」と語ったマイカ。
きっとコンタドールの頑張りを見ていたからこの言葉が
出て来たんだと思うと、やっぱりチームスポーツだなと思う。



マイカは山岳賞や他でもステージ優勝したり強い。
近いうちにチームを移り、どこかのエースになるかも?



チーム名は何度聞いてもアレを連想して笑ってしまう。



「ティンコクサソ」



失礼しました。




第19ステージは集団と逃げの戦いのステージ。
先日ゴール前で沈んだジャック・バウワーと同じチームの
ナヴァルダスカスというのが胸を熱くさせる。

言い忘れてましたが、スポンサーの名前を長く映す大人の事情と、
レース展開を乱す事以外に「突撃」を命じられた選手は
「お父さんお母さんありがとう、僕は死んで名を挙げます」と
自らの名誉の為に逃げるという最大の目的があるのです。




「残り25mで追いつかれません様に」と祈りながらの走り。
先日、逃げ切れなかったチームメイト、ジャックのリベンジ。




第20ステージはタイムトライアル。前日のレースで体力を温存し、
このステージに懸けていたチャンプ、トニー・マルティンが
2位に1分40秒の差をつけてブッチギリの優勝。
54kmを1時間6分で駆け抜けた。

熊谷から成増までが53km。牛久から日本橋までが51km。
これを自転車で1時間で行く事を考えると分かり易いですね。



最終ステージはパリへの凱旋レース。
総合の順位は変わらぬ様に走るため、ジャージを披露しながらの
文字通り凱旋のレースで凱旋門を7周回る。



今年は2位3位が地元のフランス人なので、フランスも湧いてましたね。
優勝はニーバリ。第1・第9ステージ以外ではマイヨジョーヌを守り続け、
強さを見せつけましたね。



ニーバリと言えば乳首。



来年も楽しみにしてます。




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