さて、ツールドフランスの後半をお届けです。
第17ステージもツールの面白さを教えてくれる。
通常、エースを個人総合優勝させる為にチームが一丸となり、
一年を掛け練習をし、レースで作戦を練って戦うのがツール。
なので、エースを失うという事は、この一年を掛けて
取り組んで来た目標を見失う事になる。
しかし、このステージを制したのはエース・コンタドールを
失ったチームTinkoffsaxoのマイカという選手。
「勝利をコンタドールに捧げたい」と語ったマイカ。
きっとコンタドールの頑張りを見ていたからこの言葉が
出て来たんだと思うと、やっぱりチームスポーツだなと思う。
マイカは山岳賞や他でもステージ優勝したり強い。
近いうちにチームを移り、どこかのエースになるかも?
チーム名は何度聞いてもアレを連想して笑ってしまう。
「ティンコクサソ」
失礼しました。
第19ステージは集団と逃げの戦いのステージ。
先日ゴール前で沈んだジャック・バウワーと同じチームの
ナヴァルダスカスというのが胸を熱くさせる。
言い忘れてましたが、スポンサーの名前を長く映す大人の事情と、
レース展開を乱す事以外に「突撃」を命じられた選手は
「お父さんお母さんありがとう、僕は死んで名を挙げます」と
自らの名誉の為に逃げるという最大の目的があるのです。
「残り25mで追いつかれません様に」と祈りながらの走り。
先日、逃げ切れなかったチームメイト、ジャックのリベンジ。
第20ステージはタイムトライアル。前日のレースで体力を温存し、
このステージに懸けていたチャンプ、トニー・マルティンが
2位に1分40秒の差をつけてブッチギリの優勝。
54kmを1時間6分で駆け抜けた。
熊谷から成増までが53km。牛久から日本橋までが51km。
これを自転車で1時間で行く事を考えると分かり易いですね。
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