2013年9月21日土曜日

風立ちぬ



4〜5年使っていた携帯が壊れました。
ご連絡を下さっている方にはご迷惑をお掛けしております。






「風立ちぬ」
松田聖子






ということで先週末、柄にもなくアニメを観てきました。
この先、内容に踏み込みますので、これから観る予定のある方は
この先を読まない様にお願い致します。


最初に言いますが、あの映画はお子ちゃまには分からない映画です。
嫌煙家から喫煙シーンが多すぎる等の意見があったとか?


自分の権利や主義ばかりを主張し、「思いやる」というセンスを
持たないお子ちゃまには分からない映画なんだ、と。


結核の妻・菜穂子の横で主人公の二郎がタバコを吸うシーン。

「けしからん」らしい。

お子ちゃまには分からんだろうなぁ、二人の繊細な愛情の描写が。

自らの最期を覚悟し、一瞬でも一緒にいたいと思っている菜穂子。
一秒でも永く生きて欲しい二郎。


面倒なので二郎の気持ちだけを読み取ります。
「ここで吸って」という菜穂子に配慮し、我慢することもできた。
だけど、「私のせいで二郎さんに我慢させている」
と菜穂子が気にするかも知れない。


お互いがお互いの幸せを思いやっている、美しい描写。





ファシズムという時代でも、夢を持ち、愛情を忘れずに
必死で生きた若者を描いた、美しい物語りだと僕は思う。





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