2013年9月12日木曜日

東京オリンピック招致成功!


凄いっすね、日本の底力を見た気がします。
関係者、応援していた人、本当におめでとうございます。

始めに断っておきますが、僕自身は招致に値する活動は
何一つとしてしておりません。
そんな男が招致活動についてゴチャゴチャ言うのは
間違ってますが、ちょっと考えてみたので書きます。


安倍首相の
「マドリードとイスタンブールの健闘に応える為にも
 東京オリンピックを最高のものにしようではありませんか」
という様な素敵な発言があったと思います。

僕はいつも勝者とそうでない方が混在する場所での
勝者側の大喜びを見ると、気まずく思ってしまうので、
安倍首相の相手を思いやる気持ちに安堵しました。


で、気になったのは招致活動での「フクシマ」の扱い方。

早稲田大ラグビー部卒の高森君が、ちょっと前に以下の様に述べてます。

「福島への最大の被害は、「分断」なのではないかと個人的には思っている。
 直後から現在まで、隠蔽ととられても仕方の無い後出しの情報が小出しにされたり、先 の支援法の様に同じ県内でも差がでたり・・・これらがもたらす「分断」が家族や友  人、地域、学校などのコミュニティーを破壊し続けています。」


今回のオリンピック招致活動の中で、招致委員の方から
「東京は福島から250km離れているから安全です」
という発言があった。

福島の人たちは日本の社会から分断されている。
もちろん福島県内でも分断はあり、家族間でも・・・。
高森君の言う「分断されている福島」が浮き彫りになって
しまった気がします。

今回の招致成功を福島県民が心から喜べたのか、僕は疑問です。


あの震災では世界から募金が送られ、メッセージを貰い、
日本は勇気付けられた筈です。

東京オリンピックは恩返しの絶好の機会です。
世界から日本各地を訪れてもらい、最高の「おもてなし」を
するべきです。福島でだって「おもてなし」をしたいはず。
「日本の「おもてなし」って凄いな」と外国人が思う時、
その日本にフクシマが入っていてほしいのです。


「東京は福島から250km離れているから安全です。」
これでは「おもてなし」の裏が気になって仕方ありません。
先ず、フクシマと日本を分けて考えるのは止めましょう。


「人が住めない場所がある日本という国」でビクビクしながら
オリンピックを行うという事態はなんとしても避けたいです。

「明日の福島はこうなってます。1年後の福島はこうなってます。
 7年後の福島はこうなってます。だから日本は安全です。」
と言える、明確な計画を政府に示してもらいたい。


オリンピック観戦に電車で行ける日が、7年後にはやってきます。
こんな人生を過ごせる日本に生まれて本当に良かった。
裏も表もない、本当の「おもてなし」、日本ならできる筈!





2 件のコメント:

  1. 「安倍首相が原発問題の不安を払拭した事が評価された」なんて言われていますが、IOC委員会の人たちだって日本の原発問題が解決されていない、収集がつかない現状になっているのは分かっているはずです。
    現職の首相が公約した事を評価したまでって感じでしょうか。
    それだけ首相の発言は重いんですね〜。
    首相がその場で適当な事を言って許されるのも日本だけなような気もしなくもないですが。。。
    良い方向に向かって行くのに、期限とプレッシャーがあるのはいいことです。
    また東北に行かなくては!

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  2. 具体的な案が示されていないし、ちと不安ですが、前進するしかないっすね。
    ぜひまたやりましょう!
    ぜひ〜!

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