2018年8月31日金曜日

縄文土器がロマンチストにさせやがる


先日、母のリクエストで国立博物館にて
開催されている「縄文 1万年の美の鼓動」へ
平日の午後、仕事サボリで行ってきました。






こちらへは初めてやってきました。
(展示はこの奥の平成館2F)





私ボルは縄文時代の土器?
う〜ん?という感じでした。





でも、そういうアンテナが張られていたのかTVで「縄文人と同じ生活がしたい」という人の特集をたまたま見ておりました。





その方は自給自足で生活していて、縄文人がしていた様式で暮らしており、道具の使い方は興味深く見れました。
(だからといって「俺も縄文文化が気になってしかたない!」とは流石になりませんでしたが)





しかし、その方が作ったすり鉢状の土器を「これが意外にも1番安定するんですよ」と灰の中に突っ込んでみせた時に「コノ土器ハ煮炊キニモ使ワレテオリマシタ」と教科書に書かれていたはずの言葉がリアルに頭の中に入ってきたのです。(だからといって「俺も〜ではないですが」再び)



それが!です。




実際土器を目にすると、急にドキドキが止まらなくなりました!!!(写真:小川忠博)




その時の僕の頭の中を整理して書きます。
「機能美」ということから程遠いこの器。シンプルに「使えりゃいい」という思考の先の「どうせ使うなら美しい方が良い」と考えた1万年前の人の気持ちが伝わってきて、何かを訴えかけられている様な衝撃が走ったのです。(大袈裟にいうとですが)

そして!

澄み切った満点の星空の下、明るく光る焚き火。その真ん中に焼べられているこの火焔土器。
真っ暗な大地、満点の星空、焚き火、そしてこの土器。その光景はピッタリ!というかビッタビタ!でマッチするのです。

僕は博物館の中、1人で完全なロマンチストと化しておりました。

そして、ヘッドホンを持つ(特に年配の)人
に良く話しかけられました。

「いつ放送は始まるんでしょうか?」
「このボタンを押せば良いんですか?」
「音が聞こえなくなっちゃんだけど?」

分かる範囲でお答えしましたが。
そりゃ僕はヘッドホン方面の才能がある人に
見えるっちゃ見えますが・・・




はたまた博物館のスタッフと思ったのか・・・



背の低い母が展示物を見るのに時間が掛かり
各ブース出口で立っている時間が多かったので
仕方ないですね〜


にしても、誘ってくれた(というよりネットで
チケット買ってと使われた)母に感謝です。







展示は2日までですので、万が一にも
お時間ある方はいかがでしょう。
ラフな恰好で、ぜひ〜!



(土器にドキドキ、今気が付きました)




0 件のコメント:

コメントを投稿