中尊寺に立って、
“片雲の風に誘われて、漂白の思いやまず”
江戸を発ち、さすらいの旅に出た芭蕉のことを想った。
「奥州には金色のお堂がある」「松島にかかる月は美しい」
そんな言葉に好奇心を募らせ、江戸から遥々やってきて、
この地に立った松尾芭蕉。
おそらく二度とは来られぬであろう、この土地の風景を、
どんな気持ちで眺めたのだろう。
振り返ることのできない、その一歩一歩を
どの様に噛みしめたのか。
どの様に噛みしめたのか。
新幹線や車でやってきて、案内書を片手に写真を撮って、
さらっと帰っていては味わえない何かがあるかな。
芭蕉が江戸を発ったのが45歳。
おくの細道を完成させた後、伊勢へ参り、
大阪で亡くなるまで、旅に身を置き、旅に生きた。
亡くなる5日前に、病床で詠んだと言われる句をここに記します。
“旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る”
松尾芭蕉像
皆さん、旅に出ませんか?
行こうぜ東北〜♪
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