週末はボクシングのタイトルマッチが
これでもかと行われましたね。
そこで、今はあまり知られていない
ボクシングの小ネタをひとつ。
沖縄出身の比嘉大吾くんのセコンドについた
具志堅用高の話し。
具志堅は当時アメリカの管理下にあった沖縄の
高校でボクシングを始め、インターハイ等で
活躍後に上京しプロボクサーとなる。
プロ転向後、8連勝で世界戦が決まった。
1976年10月10日、場所は山梨学院大学体育館。
具志堅はチャンピオン・グスマンの隙のない
構え、重いパンチに圧倒され心が折れかけた。
「やっぱり世界チャンピオンは強い・・・」
その時、応援席からの声援で目が覚める。
「チバリヨ〜!チバリヨ〜!」
沖縄が日本に返還されて4年。
きっと、本土に渡りなけなしのお金を払って
山梨に応援に来ているウチナンチュの声。
「あの声で負けられない!と目が覚めた」と
具志堅は7ラウンドにチャンピオンをKO。
試合後「ワンヤ、カンムリワシニナイン」と
言った具志堅はその後13回王座を防衛する。
興業の権利や何やかやがあったのか、具志堅の
世界防衛戦が沖縄で開催されたのは14戦目。
チャンピオンになってから5年も経っていた。
沖縄で初の凱旋試合で具志堅は敗れる。
というちょっと切ない話し。
リング上で抱き合う2人のウチナンチュに感動。
そんなボクシングウィークエンドでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿