今日は「幸福とは何か」についてのお話し。
(正月に撮り溜めた「
幸福論」を観ました。)
文学・経済学・哲学・心理学の学者(文学は作家)が、
書籍を紹介しながら、それぞれの見地から私的な
「幸福論」を語るというのが番組の内容。
作家
「
幸福とは、断念ののちの悟りである」
経験を積むことによる独自の境地に至る事ができれば、
それは幸福に近いのではないか。
経済学者
「
幸福とは、ひとの痛みがわかること」
他者の痛みが分からない者は、どんなにお金を持っても
幸せにはなれない。
哲学研究者
「
幸福とは、ほんとうを確かめあうこと」
自分の本当を理解してもらい、相手の本当を理解し、
本当にいいと思えることを追求することは幸せに近づく。
心理学者
「
幸福とは、愛する人の幸せを願うこと」
結局は「愛」なのだ。情けは人のためならず、ではないが、
人を愛することは幸せであり、愛されることもまた幸せ。
以上がそれぞれの専門家の「幸福論」です。
興味深いことは、
•この言葉を語る時に専門家たちが参考にした本が、
どれも200〜300年前に書かれた本であったこと。
•その時代の人々も、人間関係や経済的な問題を抱えていたこと。
•その時代の問題解決のヒントが、今の時代にも通じること。
生活は格段に便利になり、寿命も伸び、人口は増えたけど、
結局、人類って成長してるのかな?
上記4人の専門家の論を自分なりに受け取ると、
「自我の欲望にしがみつくことから解放され、
他者を認め愛することができた時に幸せになれる」
ってことかな?
この番組の中で作家の島田雅彦氏は言いました。
「本気で取り組めば、挫折を繰り返し、断念したところで
悟りという形で元は取れます。挫折は恐るるに足らず。」
皆さま、挫折ウェルカムでいきましょう!
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