2014年1月15日水曜日

挫折上等!


今日は「幸福とは何か」についてのお話し。
(正月に撮り溜めた「幸福論」を観ました。)

文学・経済学・哲学・心理学の学者(文学は作家)が、
書籍を紹介しながら、それぞれの見地から私的な
「幸福論」を語るというのが番組の内容。



作家
幸福とは、断念ののちの悟りである
経験を積むことによる独自の境地に至る事ができれば、
それは幸福に近いのではないか。



経済学者
幸福とは、ひとの痛みがわかること
他者の痛みが分からない者は、どんなにお金を持っても
幸せにはなれない。



哲学研究者
幸福とは、ほんとうを確かめあうこと
自分の本当を理解してもらい、相手の本当を理解し、
本当にいいと思えることを追求することは幸せに近づく。



心理学者
幸福とは、愛する人の幸せを願うこと
結局は「愛」なのだ。情けは人のためならず、ではないが、
人を愛することは幸せであり、愛されることもまた幸せ。



以上がそれぞれの専門家の「幸福論」です。

興味深いことは、

•この言葉を語る時に専門家たちが参考にした本が、
 どれも200〜300年前に書かれた本であったこと。
•その時代の人々も、人間関係や経済的な問題を抱えていたこと。
•その時代の問題解決のヒントが、今の時代にも通じること。


生活は格段に便利になり、寿命も伸び、人口は増えたけど、
結局、人類って成長してるのかな?



上記4人の専門家の論を自分なりに受け取ると、

「自我の欲望にしがみつくことから解放され、
 他者を認め愛することができた時に幸せになれる」

ってことかな?



この番組の中で作家の島田雅彦氏は言いました。



「本気で取り組めば、挫折を繰り返し、断念したところで
 悟りという形で元は取れます。挫折は恐るるに足らず。」



皆さま、挫折ウェルカムでいきましょう!



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