2013年4月21日日曜日

旅に病む



中尊寺に立って、
“片雲の風に誘われて、漂白の思いやまず”
江戸を発ち、さすらいの旅に出た芭蕉のことを想った。

「奥州には金色のお堂がある」「松島にかかる月は美しい」
そんな言葉に好奇心を募らせ、江戸から遥々やってきて、
この地に立った松尾芭蕉。


おそらく二度とは来られぬであろう、この土地の風景を、
どんな気持ちで眺めたのだろう。

振り返ることのできない、その一歩一歩を
どの様に噛みしめたのか。

新幹線や車でやってきて、案内書を片手に写真を撮って、
さらっと帰っていては味わえない何かがあるかな。


芭蕉が江戸を発ったのが45歳。
おくの細道を完成させた後、伊勢へ参り、
大阪で亡くなるまで、旅に身を置き、旅に生きた。


亡くなる5日前に、病床で詠んだと言われる句をここに記します。








“旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る”















松尾芭蕉像













皆さん、旅に出ませんか?
行こうぜ東北〜♪





2013年4月20日土曜日

行ったぜ東北〜♪ 仙台夜〜

さて、楽しみにしていた仙台の夜がやってきました。
Aさんに教わった高級料理屋が運悪く(!)満席。

だったので、人気店という店へ行ってみました。
これが、超当たりでした!!






先ずはこれ!
(って言っても2杯目)







奥はトマトの千切り(?)単純ですがなんか美味い
(気のせいかと自宅でやりましたが、美味いです)

手前は「山芋オランダ」という名前の料理
お嬢さんにオススメいただいて頼んだのですが、
これが初めての食感!

すりおろした山芋を揚げて、レモンと塩で
食べるだけなのですが、美味かったです。







これ、葱をかき分けると







牛タンのタタキ
これも、うんまい!

もうチョット薄く切ってくれよ〜
ってくらいです。







で、もちろんこれ







牛タン!
これも肉厚
味は







うっつい〜!!







お通しはカンパチだったかな、
これもプリップリの肉厚で美味。

メニューには刺身も結構あり、
仙台に来たら絶対またこの店に来ます!!







で、もっと食べたかったのですが満腹。
お店を後にした時点でまだ7時。








お散歩することにします。







すると







良さげな横町







レトロな感じ







ネーミングセンスに痺れる







ブーチャン発見







宮城の酒の中に







阿部を発見







意外にも辛口じゃないッ!!



そんなこんなで色々試し 呑み



仙台の夜を堪能いたしました









2013年4月19日金曜日

行ったぜ東北〜♪ 松島・仙台編

鳴子温泉を後にして、松島までドライブ。

仙台入りに向けて、この曲 ↓ で気持ちを盛り上げます。







「独眼竜政宗」
新潟大学吹奏楽部






この曲をUtubeで流しつつ、1時間程のドライブで松島に到着。


今回は観光っぽいこともするぜ東北〜♪なので、
遊覧船の券を購入し、出発までの時間を利用して
ご飯でも食べておくことにします。

券売所のおじさんに、松島のオススメの食事どころを聞いてみると、
松島でオススメできる所は残念ながらございません

てことで、漁業組合のやっている市場で丼を食べ、
お土産を冷やかしてから遊覧船乗り場に戻ると














遊覧船欠航。。。







ってことで、瑞巌寺を散策
こちらも静けさ漂う空間







ゆっくりもしていられないので、
あの曲を聴きつつ仙台へ向かいます。







ドンドンッ

ドンドンッ







仙台は何度か来ておりますが、
青葉城址は初めて来ました。






ドンドンッ

ドンドンッ







伊達政宗公像

曇りなき 心の月をさきだてて
  浮き世の闇を 照らしてぞ行く







伊達政宗の名言も色々あるけれど、
やっぱりこれがグッときますね。







さて、次回はいよいよ仙台の夜です。
懲りずにお付き合い下さい。
ぜひ〜!





2013年4月18日木曜日

Cherry blossoms flow into the Air!



いったぜ東北♪は一休み。

先日、思いついたアイデアを。













おやすみなさい




2013年4月17日水曜日

行ったぜ東北〜♪ 鳴子温泉編

さて、折角ですので、温泉に浸かりたい。
と言うことで、Aさんオススメの鳴子温泉へ。


先ずは温泉街をブラブラしました。
そこには純が泣いて喜びそうな「こけし通り」







鳴子のこけしゃんは有名らしいです。







これは漆器屋のこけしゃん



純へのお土産を探してた筈が、
おおッ、これは珍しいのでは?
あれ、こちらもまた珍しいのでは?
と、すっかり夢中になってしまった。

ハマる人の気持ちも分かるような
分かってたまるか!のような・・・





さて、温泉です。
公共浴場がありましたので、行ってきました。






滝の湯(菅原さんの実家?)














まさかのNobody!







イエェ〜イ!







さて、次回は松島〜仙台の夜をお届け。

続くぜ東北〜♪





2013年4月16日火曜日

行ったぜ東北〜♪ 平泉・中尊寺編

っということで、先々週、東北を回ってきました。
先ず奥州・平泉の中尊寺に行ってきました。


奥州平泉と言えば、源義経と武蔵坊弁慶が落ちて来て、
最期を遂げた地。

小学校の頃、マンガ伝記で義経を読んで、弁慶の忠義に
感動した事を思い出すなぁ、と思っていたら弁慶堂がありました。






















立ち往生はここではないのかな?




ここまではフィルムで撮ったのですが、ここからの旅の
写真はほとんど携帯のカメラで撮影しました。



中尊寺は世界遺産にも登録されているようです。


境内は歩いている人も少なく、静かで、厳かで、
シーンというかツーンというか、流れている空気が・・・
語彙が足らず、伝え切れません。















金色堂覆堂







金色堂やその他、この地で目にできる文化遺産は、
千年近く前の職人が作り上げたもの。

当時の日本の中央、関西からその技術を取り入れたものも
有るようなのだが、東北という地にありつつも、
田舎者と呼ばれる所以はひとつも見当たらない。

中央に負けてたまるか。いや、ここ平泉こそ中央である、
という心意気が感じられる。



これからまだまだ続きますが、よろしくお付き合い下さい。
ぜひぜひ〜!






鐘撞堂山

こんばんは、山に登ったり、東北を旅したり。
今週末はアクシデントで土曜日を棒に振ったり。
してました。


フィルムが現像から返って来たので、
先ずは3月23日に行った鐘撞堂山。






久々の山行







良いですね〜







冬と春の分岐がハッキリと見えました







汗もかかずに頂上付近、桜は平地より遅いみたい







頂上を踏んでみました







景色を見つつランチする人や






何やら・・・してる人やら







山頂にも色々楽しみがあります






山頂へは1時間くらいでついたので、
高根山へ縦走してみる事にしました
(と言う程の縦走でもありませんが)






10〜15分位?で到着







高根山山頂も踏みました






下りは20分位で一気に下りられました。

その後、寄居駅まで歩いて戻り、
お蕎麦屋さんに寄りました。

その店の良くしゃべるおばちゃんに勧められ、
鉢形城址公園にある桜を見に行ってきました。



凄くでっかい桜の木だったので、
イイコトを思いついたのですが、
それはまたの機会に。







短時間で色々できて、良いお山でした。








2013年4月4日木曜日

春の歌


春ですねぇ〜
 
春になると大学に入学した春を思い出す。
 
さて、どの科目を履修しようか、とワクワクしていた時、
「国文学」に目が留まった。これなら単位獲得は簡単。
 
 
早速、履修届け前のデモ講義に参加。
国文学の教授は講義の始めに、
 
「この科目は面白くない上に、私は嫌な奴で、
 簡単に単位は取らせません。出席率を重視します。
 遅刻は1分も認めません。出席カードは毎回色を変え、
 人数分しか配りません。筆跡もチェックします。
 あらゆる手で君たちを篩いにかけます。」
 
そして
「駄目だと思う者、大丈夫か心配な者は
 今すぐ退席するように。」
 
と言い放った。
 
少なくない数の学生が退席したが、僕は何故か席に残った。
 
教授は、1年間を通し、竹取物語と和歌・短歌の
講義をする、と簡単にスケジュールを説明した。
 
そして
 
「履修届けを出さない者も含め、今日、
 私の講義を我慢した君たちに、折角ですから
 短歌をひとつお教えいたします」
 
と言って、黒板に下の歌を書いた。
 
 




(縦書きにできないので自筆で)
字が汚いので自慢がてらモンブランにピント。
 




 
この歌のヨミ
「コノハナノ ヒトヨノウチニ モモクサノ 
 コトゾカクレル オロソカニスナ」
 
この歌の意味
「ひとひらひとひらに百の言葉を込めて
 あなたにこの花を贈ります
 どうかおろそかにしないで下さい」
 
 
 
教授は講義を
 
「この歌は今から千年以上前に詠まれた歌です。
 千年前の人たちはロマンチストですね。」
 
と言って締めくくった。
 
 
 
 
 
講義を終え外に出ると、桜が夜風に揺れていた。
 
歌の中に出てくる花は、桜だと後から知った。





そして、この歌を詠んだのは
藤原広嗣(フジワラノ ヒロツグ)






皆さま、引き続き良い春をお過ごし下さいね。
ぜひ〜!