今回はジャパンについてグダグダ書くので、
興味のある方のみお付き合いいただきたい
さて、前回お勧めしたラグビーW杯、ジャパンのお話し
大会を終えずにこんなことを書くのはどうかと悩んだが
今日は書く、書いてしまう
ジャパンのお話しと書いたが、お話しにならない・・・
7−83でオールブラックスに負けた
「前回より健闘した」「成長の跡がみえる」
等々、海外の友人からも「良くやった」的なメールが来る
本当にそうだろうか?
僕はこの敗戦は点差では語れないと思う
いや、敢えて点差で語るなら健闘や成長は見られなかった
と言って良いと思う
前回より点差が縮まった?冗談じゃない!
ラインアウトのシステムが変わって、ディフェンスに
「有る程度待ち」のシステムがなければ、145点くらいは
取られていたと思う
それにトライ奪取は1度に終わったじゃないか・・・
どこが「善戦」なんだ、同情も休み休み言え!
加えて言えば、この4年いや16年は「善戦」する為にあったのか?
大会前のインタビューでジャパンの選手がこう口にするのを聞いた
「オールブラックスとやってみたい」
ビックリした
今のジャパンの実力なら「やりたくない」が普通だろう
しかもなんだよ「やってみたい」って
練習試合か!?
それに
「ジャパンは2015年のW杯には準決勝に残り、
2019年には決勝に残るチームにならなければならない」
とヘッドコーチのカーワンは言った
そうであるなら今回のW杯のターゲットは2勝ではなく
「オールブラックスにこそ死ぬ気でいって、骨が折れる程タックル
あとの3試合は捨てても、世界1位と真剣勝負」
にすべきだったと思う
個人個人を見ればこの試合を「死闘」と心得て闘った者もいる
フロントローは全力だったろう(半分リザーブ)
青木のタックル・リムーブは感動した(リザーブ)
大野の何度でも前に出て行く姿勢(・・・)
今村の思いっきり体をぶつけるタックル(リザーブ)
小野沢のなんていうか・・・存在(・・・)
しかし、チームとして「死闘」を繰り広げるにはいたらなかった
タッチラインの外に出たらタックルを止める
ノーボールタックルをしない(相手がボールを持ってからしか入らない)
これだけでも、この試合が死闘でなかったことは明らか
何故そんな試合になったのか?
先発メンバーを見ればそれは分かる
主力メンバーは出ていない・・・
ヘッドコーチがこの試合を捨てたのは明らかだ
死闘を繰り広げたのはロートル(失礼)と
通常はリザーブのメンバーだ
要はこういうこと
「今現在で勝てそうな相手に全力でいって勝ち点を拾おう」
マジか・・・
こんなことを続けていった8年後、奇跡より遥か向こうにある
「決勝進出」まで辿り着けると本当に思っているのだろうか?
敵も成長するってことは計算されているのでしょうか?
観客はおろか、プレーヤーにさえも今は見えない未来
それを見据える力と胆力が指導者の絶対条件だろうに!
僕はカーワンが好きだけど、そりゃないよ
「1対1のタックルでミスした」ってそりゃ前提だろ
だからどう闘うかを考えるんじゃないのかい?
新聞で読んだだけだから、イマイチ批判もできないが
確実なのは、今を正確に把握出来ないのに未来もクソもない
かつてオールブラックスジュニアに23−19で勝利し
世界一のイングランドに3−6まで迫ったジャパンのことを書く
その当時のプレーヤー達は試合前には震えながら
「こんなデカくて速い選手と試合なんかしたくない」
と言っていた (「やってみたい」とは大違いだ)
しかし彼らは試合直前には“決死”の覚悟をする
「俺たちが日本のラグビーを作るんだ」
ジャパンの関係者の皆さん、もう一度考えましょう
7−83は善戦でしょうか?
協会も含め、かつてのジャパンに恥じないジャパンでしょうか?
今回のW杯も16年前同様、顔に泥を塗られ、
しょんべんまでひっかけられたんですぜ!
勝てそうなどこかの国をターゲットにしている場合か?
お話しにならないと言いつつ、ごたごた書いてきて
ここまで読んできた人に、実はこのお話しは次の一言で済む
と伝えるのは申し訳ないが、要するにこういうことだ
やられたらやり返せ!