2020年10月26日月曜日

サムライウォール

 
台風が過ぎ、金木犀が散って、冬支度も目前に
なってきた秋の夜長、いかがお過ごしでしょう
こんばんは、ボルです。


先日、NHKで「サムライウォール」なる
番組をやっていたのでご紹介。




日本のお城に欠かせない石垣。





それを作っているのが穴太衆(あのうしゅう)





お城を見るのは好きだったけど、石垣の反りの
美しさに目がいったことはありませんでした。





日本の伝統技術に魅せられ、日本古美術の
コレクターとして有名なロレックス社長
ガブリエル・バルビエミュラー氏が


「ダラスに作る新社屋に石垣を!」



ということで京都の老舗にお声がかかる。
(写真は頭首のご子息)





現地に一人で乗り込んだ粟田氏
熟練の技術者と聞いていたスタッフは
メキシコからきた素人ばかり。





そんな中、今回の建設に参加するカイル。





彼は以前にも粟田さんのワークアウトの
教室に参加した経験の持ち主。





日本の技術と粟田さんの能力を得たいと、





学ぶ姿勢があることは素敵と思う。





皆んなの楽しみのお昼休みは
移動式でやってくるバンのピザ屋。





粟田氏は自前のおにぎりを一人で頬張る。



「仕事で妥協しては先祖に申し訳が立たない」



作業時間が大幅に遅れても、積んでは下ろし
積んでは下ろし、何度も梯子を行き来、
頑なに仕事をやり続ける粟田氏。





向かいのビルから毎日作業場を眺める社長。





「粟田さんの仕事ぶりを見るのが好きだ」



美を知る人ってのには分かるのですかね〜。



石の面にも化粧と呼ばれる窪みを
一つ一つ手打ちで面を装いを加えていく。





「職人の仕事」をみんなに説明するカイル。





ある朝、携帯をいじる一人の作業員。





「今日は何から始めますか?」と





日本語に変換して意思疎通をとってくる。





日本語難しいね。





すると粟田氏も





スペイン語を理解しようと努め出す。





彼らは日本語を・・・





そしてノミの使い方をマスターしていく
メキシコ人の作業員たち。





最初は「この石でもあの石でも変わらない」
と言っていたメキシカンも仕事にこだわりを
持つ様になり、作業効率は上がる。





粟田氏と寝食を共にし、学び続けたカイル。





現地人たちで最後の石を配置。





ぴったりとハマった。

















最後は粟田さんが用意したピザを囲んで、
みんなで打ち上げのランチ。





拙いスペイン語で何とか作業員たちに
気持ちを伝えようとする粟田氏。


スイスの富豪、日本の職人、メキシコの労働者
それぞれの美意識が重なっていき



ダラスの街に反りのある石垣が誕生。





「石を積む」という作業に徹底的に拘った
古の職人たちの気持ちが受け継がれ、また
こうして広がっていくことに感動しました。

そして、お城を見にいく楽しみが
また一つ増えました。

芸術の秋、晴れたら皇居周りの
散歩なんていかがでしょう


ぜひ〜!




0 件のコメント:

コメントを投稿