2014年8月22日金曜日

It's up to you.(それはあなた次第)


「おもしろき こともなき世を(に)おもしろく」

僕はこの辞世の句を残した人物が好きで、
一度その生誕の地を見ておきたいとずっと思っていました。

今日は突然ですが歴史のお話しです。

約300年続いた江戸幕府が倒れたところから、日本の
近代化が急速に進み、今の日本がある訳です。

明治維新の立役者と言えば坂本龍馬が有名ですね。
しかし、誰がそのアイデアを最初に考え、実行したか、
知ってますか?

そんなの世界の常識だよという人も、教えてという人も
お付き合い下さい、ぜひ〜!




本州の西の端っこにある長州藩(毛利家)にいた
1人の狂人、吉田松陰がその言い出しっぺ。

この人、黒船が来航した時に
「すげぇな、乗り込んで外国に出て勉強しちゃおうぜ」
と密出国しようとして捕まります。

で、こんな危険な思想を持った奴は厄介だということで、
長州の実家で幽閉(謹慎)となります。

が、「暇なので近所の若者を集めて色々教えちゃうぜ」と
塾を開きます。それが「松下村塾」です。

お前らどんだけ狂えんの?俺はやるぜ
その危険な思想を若者に伝授しちゃいます。







これが今も残る塾跡地。







「松下村塾」







ここで高杉晋作や伊藤博文、山県有朋他、
錚々たる面々が学んだんですね。




松下村塾が開かれたのはたった1年半程度。
そして、松蔭が亡くなったのは29歳。




江戸で投獄されている松陰に高杉が「死」について訪ねると
「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし
生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし」
と応えたそうです。




安政の大獄で死罪になった松陰の弟子宛て辞世の句




「身はたとい 武蔵野の野辺に 朽ちぬとも
              留め置かまし 大和魂」





「東京の地で死んじゃうけど、       
   大和魂見せたよね?置いてくから頼むぜ」


ってとこかな?




いろいろ書かれていますが、この方のブログ
おもしろいのでおススメ。







で、今回は松陰先生じゃなくて「おもしろき〜」の人を訪ねたのです。








「萩」は本当に本当に小さい街。







ここで日本の行く末を考えてたんですね〜。







ここが彼の生家。







この門をくぐっていたのかと思うと感慨深いです。








高杉晋作立像。




世に名高い「松下村塾」はたった1年半しか存在しなかった。
松陰は29年、晋作はたった27年の短い人生。



自分の年齢を考えると、立ち直れませんね...




「おもしろきこともなき世を(に)おもしろく」
(住みなすものは 心なりけり)







人生、楽しめるか楽しめないかは、あなた次第です。




今回の萩訪問で知ったのですが、来年の大河ドラマは
吉田松陰の妹を扱うのですね。

見なくちゃ。



0 件のコメント:

コメントを投稿